2つの軸で考えるユーザーの動きでは、感情に合わせてさまざまな進み方がありますが、大きく4つの流れにまとめることができます。実際の広告の目的は、この大きな4つの流れのいずれかでユーザーを動かすことになります。
1.駆り立たされる
何かのきっかけで「やらなきゃ!」「何かしなきゃ!」と思うこと、ありますよね。
子供の誕生での引っ越し、卒業旅行などの時期的なもの、きれいな海を見て旅行に行きたくなるなどの意図的に誘発されたものとありますが、これが「駆り立たされる」というものです。特にこの「意図的に誘発される」感情は、広告を使って働きかけることができます。
2.興味を持つ
図からもわかるように、ニーズが低く、理解度は上がる段階です。何回も広告に触れることで興味・関心が上がり、コンバージョンに繋がりやすくなると言われています。ただ、単純に何回も広告に触れることで、逆にうんざりしてしまうということもありますよね。
なぜ興味を持つのか、どんなポイントに関心を持つのか、をしっかりと理解して商品・サービスに興味を持たせるような広告を考えていきましょう。うんざりするようなマイナスの効果を生まないために、広告の接触回数を制限する、といった対応も考えましょう。
3.選んでもらう
そのカテゴリーに対するニーズは高くても、自社の商品・サービスはあまり理解されていないような状態です。例えば「治療院で施術はしたいが、たくさんあってどこに行けばいいかわからない」という感じですね。ニーズが高まっていればそこからユーザーは「選ぶ」という行動を取るので、ここで「自社のサービスを選んでもらう」というのがこの流れです。
4.決めてもらう
ニーズは高まっていて、理解度が深い状態です。
「機会があったらこれを買おう」と思っているユーザーには、決め手を与えてあげればコンバージョンに繋がるでしょう。
この流れは広告だけではなく、LP(ランディングページ)も大きく関わってきます。理解しているのに買わない理由、決められない理由をいろいろ考えてみましょう。その理由ごとにLPでも対応していきます。また、忘れられてしまわないように、広告では興味のある人に定期的に情報を届けます。こういった対応をすることで、1件でも多くコンバージョンに繋げましょう。