リスティング広告

クリック単価が上がってきてしまうのはなぜ?

いろいろな業界で「クリック単価が上がってきた」という声を聞きます。なぜクリック単価が上がってしまうのか?今回は、その3つの原因を解説します。

1.競合の増加で競争が激化している

Google広告というのは、オークション方式です。同じ地域やキーワードで広告を出すとライバルが増えます。ライバルが増えるということは、それによって自動的に自分の広告のクリック単価も上がってしまいます。

たとえば「エリア名 整体」「腰痛 整体」というようなキーワードは検索する人が多い分、このキーワードで広告を出している広告主も多いということです。その結果、競争が激しくなってしまうのです。1クリックあたりの単価は、100円から200円、300円とあっという間に上がってしまい、場合によっては500円以上になってしまうこともあります。

さらに、クリック単価は「どの期間で広告を出すのか」ということにも影響されます。たとえば暖かくなってくる3月ごろ、夏が過ぎて涼しくなってくる9月・10月あたりは、治療院・整体院にとっての繁忙期です。広告を強めるところも多いので競争が激しくなりやすい時期と言えます。

こうなると、クリック単価を上げなければなかなか上位表示されなくなってしまいます。CV数の最大化の入札戦略をしている場合は、どんどんクリック単価を上げなければならないという状況になってしまうのです。

2.人気のキーワードに偏りすぎている

整体院・治療院の広告では「整体」「腰痛」「肩こり」というような王道のキーワードに目が行きがちです。ただ、どうしてもこれらのキーワードは競争が激しくなります。たいていの場合、このような来店しそうなキーワードを設定しておけば良いだろうと思いがちですが、誰もが思いつくキーワードは逆にいえば競合性が高いということ。つまりはクリック単価が高いキーワードなので、このようなキーワードでばかり入札してしまうと全体のクリック単価は当然高くなってしまいます。

このような場合は、人気がある・高騰しているキーワードは思い切って停止してみましょう。止めてしまと集客が落ちてしまうのではないかと心配になるかもしれません。そこで、そのキーワードの検索語句を調べてみてください。完全一致の場合は難しいですが、フレーズ一致の場合は検索語句を見てみることができます。

たとえば「京都 整体」なら、それにもう1語や2語ついて、クリック単価が安くCVしそうなキーワードを見つけることができます。そこで見つけたキーワードを登録することで、クリック単価の高いキーワードを止めてもCVを狙うことができます。

3.広告の品質スコアが下がっている

Google広告というのは「広告の関連度」「ユーザーの体験(推定クリック率)」によって品質がスコア化されます。たとえば「肩こり 整体」というワードで広告を出しているのに、広告文には「京都 駅前 整体院 半額」など「肩こり」というワードが入っていないと品質スコアが下がってしまいます。

また広告クリック時のリンク先が「症状ページ」ではなく「Topページ」などに設定されていて「肩こり」のキーワードが入っていないというような場合も、関連性が低いとみなされます。同じ入札額だったとしても表示順位が落ちてしまったり、逆に表示順位を上げようとクリック単価が高騰してしまったりします。

対策としては「検索キーワードに合わせた広告文を作る」こと。キーワードをきちんと入れていくことが大切です。最近では、広告文入力画面で「このワードをいれてください」というような提案が表示されます。この提案に沿ってキーワードを入れることで、広告の設定自体ランクの高いものをめざせます。意識して入れてみましょう。

また、LPもあれこれと入れずに、肩こりのページなら肩こりの症状に特化させるようにしましょう。たとえばTOPページのお店の紹介のようにしてしまうと、なかなか症状にフォーカスされないので症状の内容をくわしくページ内に書くことが大切です。「検索時のキーワード」「広告文」「LP」の3つの流れに一貫性を持たせるようにしましょう。これにより、Googleからの評価が上がって結果的に広告ランクが上がることでクリック単価を抑えることにつながります。

評価にはLPの滞在時間や離脱率も関連している、ともいわれています。目的違いのキーワードでユーザーがクリックしてしまうと、困惑したり期待はずれ感を感じたりして離脱してしまいがちです。品質スコアを高めるには、目的違いのキーワードでユーザーにクリックさせない・広告を出さないようにするということが大切です。

まとめ

検索広告自体はまだまだ需要が高く、いまだに新規参入は増えています。その分、競合性は上がっていく一方でもあります。キーワードの選定、品質スコアの改善で少しでもクリック単価の高騰を防いで、限られた予算愛で1件でも多くクリックを獲得できるようにいろいろとチャレンジしてみてください。

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