Web広告がかなり主流になってきている昨今ですが、それだけではお客さまへのリーチポイントが十分とは言えません。ぜひ、紙媒体にもチャレンジしてみましょう。ただ、単にチラシを作ればいいというわけではなく、紙媒体からいかにWebに繋げていくのかが大切です。今回は、紙媒体とweb媒体を上手に繋ぐ橋渡しになるような5つの方法を解説します。
1.LINEの友達登録のQRコードをチラシに入れる
Webに上手く誘導するのに最適なのがQRコードです。QRコードをチラシに載せ、それを読み込むことで、LINEの公式アカウントの友達登録のページに飛ぶようにします。QRを読み込んだ先で、友達登録をしてもらうことが可能になります。
友達になってもらえれば、店舗の公式アカウントからお店のニュースを配信するこができます。日本ではLINEの利用率がとても高く、SNSアプリをインストールしている人の8割以上はLINEをインストールしていると言われます。最近ではメールユーザーも減少してきていて、メッセージアプリもさまざまなものがあります。そんな中でも「LINEなら見る」というユーザーは多く、LINEの友達登録はリーチ力が高いと言えます。
2.動画(YouTube)に繋がるQRコードをチラシに入れる
これには少し準備が必要です。読み込んだ先はYouTubeに繋がるため、動画も用意する必要があるためです。YouTubeチャンネルを作ったり、動画を編集したりしなければなりませんし、場合によっては外注して頼むためのコストもかかってきます。
ただ、たとえば施術している写真の横にQRコードを載せ、それを読み込むことで実際に施術している動画見ることができれば、わかりやすくイメージも膨らみます。YouTubeに繋げる場合は、飲食店なら湯気が立ち上る食べ物の動画や店舗の様子が伝わる動画などに繋げれば、チラシの1枚の写真よりも何十倍も多くの情報を伝えることができます。
3.Googleマップのクチコミ入力に遷移するQRコードを店舗のパンフレットに入れる
お客さまがクチコミを書きたいと思った時に、すぐにQRコードからアクセスできればクチコミを書きやすくなります。クチコミのお願いをすることもあると思いますが、お客さまがいざ書こうと思ったらどこから書いていいのかわからない、という状況はとても残念なことです。せっかく書く気になってくれているのに、どこから書けばいいのかわからないということで書かずに終わってしまうとしたら、それを解消すれば良いことでもあります。
「パンフレットのここにQRコードがあるので、アクセスしてください」と誘導できれば、お客さまにも負担にならず、自然にクチコミを促すことができます。クチコミを増やすためには、とても有効なツールになるはずです。
4.チラシをHPに掲載する
逆パターンにはなりますが、HPのお知らせのページなどに載せることで、メールマガジン、LINEのプッシュ通知、SNSなど、チラシをURLでいろいろなユーザーに届けることができます。できればPDFで掲載するといいでしょう。投稿の際にチラシのURLを記載しておくと、ユーザーがクリックすることでチラシが目に入ります。そのため、わざわざページを作る必要もなくなります。言ってみれば、チラシをそのままwebユーザーにも届けることが可能になるのです。
5.シンプルにチラシを持った宣伝動画を撮る
こういった動画なら、今やiPhoneでも簡単に撮ることが可能です。編集なども必要ありません。チラシを持って「〇月○日に××のセールがあります」など、音声と動画で伝えることができる、シンプルなアピール方法でもあります。最近ではショート動画を視聴する人も多いので、このような動画はInstagram、Facebook、TikTokなどのSNSに投稿すると効果的です。チラシだけでなく、さらにそれを動画にするという発想で、チラシをある意味で動画にしてしまうというのも1つの方法です。
まとめ
本当にQRコードを読んでくれるのか?という疑問がよぎるかもしれません。確かにすべての人が読み込んでくれるわけではありませんが、1万人リーチした中の10%なら1000人が見てくれることになります。単にチラシだけよりも、これだけの人にリーチできる可能性があるのです。そこから数%でもweb媒体に呼び込む可能性は大きいと思いませんか?こんな可能性を紙媒体に施しておくことで、今までと違う反応が出てきます。アナログと言ってもこんな工夫次第でまだまだ可能性があるので、ぜひできるものから試してみてください。