閑散期でも広告は出した方が良いのですか?
1. 原則出した方が良い
来院が少ない時期でも、お客さまは常に比較検討されているものです
ちょっと気温が下がってくるとぎっくり腰が増える、暖かくなってくるとO脚、外反母趾の悩みが増えるなど、症状によってニーズが高まったり低くなったりということはあるでしょう。ただ、基本的に体の痛みに対してのニーズは常に発生しているものです。
2.お客さまはどのタイミングで来院するのか
前述したように、症状によって差はあるにせよニーズは常にあるはずです。問題はお客さまがどのタイミングでお店に行くか、ということです。
例えば、親戚などが集まるようなお盆休みには、なかなかお店に足を運ぶのは難しいでしょう。夏休みなども、お子さんがいるために家を空けにくいなど、何かしら一定の理由が外的要因としてあります。それでも症状を抱えていれば、来院できるタイミングを見計らいながら検索をされているはずです。
3.比較検討される候補に入っておく
すぐに来院されないとしても、検索されている場合の「比較検討される候補に入っておく」ということがポイントです。ここで候補にも入っていなければ、来院につながる可能性も低くなってしまいます。
例えば、1人2人のユーザーが比較検討をしている店舗と300人程度が比較検討している店舗があるとします。当然300人程度が検討している店舗のほうが、来院されるお客さまの数はコンスタントに安定します。このように、比較検討しているお客さまが市場にどれだけ溜まっているか、というのは重要です。
4.広告を見てすぐに予約するわけではない
広告を出す側からすると「営業していない日曜の広告は止めた方がいいのではないか」と思うかもしれませんが、広告を見てすぐに予約する、来院するお客さまはなかなかいません。それよりも、どちらかと言えば次の休みの予定を検討する、次に行けそうなタイミングを測って検討する、というお客さまのほうが多いでしょう。検索する際には、未来の予定に対して調べておくことの方が多いのです。つまりは、比較検討の対象に入っておく=閑散期でも広告を出しておき、比較検討の対象に入っておくということは意味があるのです。
ただ、費用対効果があまりにも悪い、経営状態に影響するようなかなりの損失になるというような時は、無理をせずに予算を半分にしてみる、あるいは広告を止めてみるという方法もあります。いったん広告を止め、落ちてしまった集客を取り戻すのもまた大変です。できれば広告は止めずに、ある程度ニーズには対応しつつ、減額等で広告に強弱をつけるのをお勧めします。