リスティング広告

アフィリエイト広告の効果改善

1.特有の効果指標を知る

アフィリエイト広告は、一定の効果が出るまでに時間がかかります。
まず、広告掲載自体にも一定の時間がかかります。また、効果指標となるものの数が多く、段階を得て数値を増やしていく必要があります。

アフィリエイトの効果指標

115-①

具体的にアフィリエイト広告で成果を出すために、ロードマップを元にご説明していきましょう。

115-②

2.ステップ1

まずはアフィリエイターに広告を掲載してもらう必要があります。
基本的にはASP登録後に、アフィリエイタ―から広告を掲載したい、という申請を待ちます。アフィリエイタ―はASPの担当者からサイトに合った広告を紹介されるため、自分で広告を探すことはほぼないので、ただ待っているだけでは有力なサイトへの掲載は厳しくなります。そこで、掲載数を増やすための方法をご紹介します。ちなみに、「ASPが主体的に掲載サイトを増やすこと=リクルーティング」と言います。

媒体のリストを作る

まずは掲載したいサイトのリストを作りましょう。
大抵の場合はASPがリスト作りを代行してくれますが、より高い精度のリストにするためには可能な限り自社の情報を開示しましょう。

●自社のリスティング広告で成果の出ているキーワードをASPと共有する
●獲得したいユーザーの特徴を伝える(地域/年齢など)

その他、競合他社で成果が出ているサイトや、積極的に商品を紹介しているブログサイトなどもリストに入れてもらうようにするといいですよ。

掲載を打診する

リスト作成ができたら、広告を掲載してほしい旨をASPからサイトに掲載打診してもらいます。ポイントを押さえながら担当者と相談してみましょう。

ポイント

●特別単価を用意する
●成果の出やすい自社の商品/サービスの紹介方法、特徴を伝える
●過去のアフィリエイト実績からCVR/承認率を伝える
●(ECサイトの場合は)無料サンプルを渡す

掲載できる条件を知る

打診後に、この条件では掲載できない、という返答の場合があります。
その際には、ASPの担当者を通じてアフィリエイタ―にヒアリングしてもらいましょう。おそらくは成果報酬単価と成果条件が交渉点になるでしょう。アフィリエイタ―の返答の条件に合意できるかを判断し、許容のCPAを超えないようであれば条件を飲むことも必要になってきます。まずは成果の出そうなサイトになるべく多く広告を掲載することを目標にした方が早く成果が出るようになります。掲載後に想定した成果が出なければ、ASPと相談しながら成果報酬単価を下げることも可能なので、検討しましょう。

3.ステップ2

広告をある程度掲載できるようになったら、3つの軸で掲載している媒体を評価して、媒体ごとに掲載の強弱をつけていきます。

115-③

 

拡大余地

その媒体でさらに獲得が伸ばせる余地があるかどうか。(ASPに聞く)
報酬単価やCV数の多い/少ないは、自社の目標や平均に照らし合わせて判断してみてください。

「掲載強化」とは

●より目立つ場所に広告が掲載される
●商品の紹介をさらに丁寧にしてもらう
●アフィリエイトサイトの集客数を増やす
(アフィリエイトサイトのリスティング広告の強化など)

成果報酬単価を上げるのが1番簡単な方法ですが、それ以外の方法でも可能性があります。

その他の方法例

コンテンツの提供
⇒自社しか知らない情報をアフィリエイタ―に伝えて独自のコンテンツを作成

インタビューや取材
⇒アフィリエイタ―に直接会い、インタビュー記事にしてもらう

承認率保障制度
⇒「80%未満にはしない」などあらかじめ承認率を確約する

商品サンプル提供
⇒商品を無料で提供

同じ成果報酬単価でも、情報や商品の提供で掲載強化ができる場合もあります。
アフィリエイタ―からすれば、他のサイトにはない独自のコンテンツで差別化をはかってCVRが上げられるからです。例え報酬単価を上げなくても、EPC(1クリック当たりの収益)が上がりそうな機会を作りましょう。

4.ステップ3

コンバージョン数が最大化できたら、コンバージョンの質を上げるのが次のステップです。全体の集客数のうち、コンバージョンに到達したユーザーが発生した割合を一般的に転換率(店舗保有のサービスなら来店率、月額サービスなら継続率など)と呼びます。さらに、この転換ユーザーの獲得単価はCPO(cost per order/その他の呼び方もある)などと呼ばれます。設定をすることにより、媒体ごとの転換率を知ることができます。

転換率の良いサイトの場合は、掲載強化が見込めそうならば成果報酬単価のアップを検討しましょう。転換率が悪いサイトは、報酬単価を下げる/掲載をやめるなどを検討しましょう。成果発生数は減るかもしれませんが、そこに掛けていた費用を転換率の良いサイトに回す方がROI(Return On Investment=投資した広告費に対して、広告経由で一体どれだけの利益があったのか)が向上するでしょう。

微妙に悪い、あまり良くない、という場合は、転換率の良いユーザー情報を伝えるなどしてみましょう。転換するユーザーには、年齢・性別・地域など必ず特徴があるはずです。転換率が上がりそうな情報をアフィリエイタ―に伝えることで、紹介方法やその特徴に合わせたやり方に変えてくれる可能性もありますよ。

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