PPC広告を運用しているみなさんは、「こうなったら成功」という明確なゴールって持ってますか?こう聞かれると、意外と詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。誰でもできるだけ多く、できるだけ安く集客したいと思っていても、漠然としたイメージしか持っていない人が多いのです。この状態で広告をスタートしてしまうと、結局はどうすればいいのかが分からなくなってしまいます。ゴールを明確にして、迷いをスッキリさせれば、目指す目標にまっすぐ進めますよ。今回は、「明確なゴール」について解説します。
1.わかりやすいのは「CPA」と「件数」を決める方法
1番わかりやすいのがCPAと集客したい件数の設定です。
ただし、件数だけでは意味がありません。たとえば、100万円の広告費で20人のお客さまを呼ぶのt、10万円の広告費で20人のお客さまを呼ぶのとでは、効率がぜんぜん違ってきてしまいます。簡単に言えば、「いくら使って、何人集めるのか」これを決めるということです。
2.1人あたりの集客単価を調べる
ここは悩むところですよね。どうやって1人当たりのお客さまの集客単価を決めればいいのでしょうか?まずは、他の媒体で集客単価がどれぐらいだったのかを調べてみましょう。チラシで集客していたなら「チラシの集客単価」を調べてみます。
たとえば、30万円の広告費をかけてチラシを配布し、30人来店したとします。この場合は「1人あたりの集客単価は1万円」ですね。その他、過去の集客実績から集客単価を調べることもできます。
3.集客単価を元に「CPA」を決める
1人あたりの集客単価がわかれば、これを元に目標を決めていくことができます。たとえば他の媒体での集客単価が1万円だったとしたら、「目標単価を9,500円」にしてみる。このように集客単価がわかれば、それを元に目標=CPAを決めていきます。
4.集客したい「件数」を決める
CPAが決まれば、後は件数です。「何件集めれば経営が黒字になるのか」「何件集めれば前年の売上を超えられるのか」こんな指標を持っている方は多いと思います。まずはそれで売上の目標を立ててみましょう。
売上目標が決まったら、そのうちの何人を広告で集めるのか、広告での集客に的を絞っていきます。このように考えていくと、広告による目標集客件数が定まってくると思います。たとえば、「新規顧客が30人ほしいが、そのうち10人をネットで集客したい。」という目標が定まったとしたら、それに合わせた「CPA」と集客したい「件数」の目標が明確になります。
まとめ
目標の定め方のイメージが湧いたのではないでしょうか。それでは、「CPA1万円で10人のお客さまを集める」という目標が定まったときに、自然に決まることは何だと思いますか?それは広告費です。この場合の予算は自然に「10万円」になりますよね。この金額が、店舗の総売り上げの5~10%の間に収まっていればいいのです。10%を超えているようであれば少し広告費は多め、5%を下回っているようであれば少し少ない、と考えます。
このように、具体的な目標を持って運用してみるのが大切です。そうすれば、集客が落ちた時に急に慌てたり、効果の有無にヤキモキせずに、広告に対する成果をきちんと測ることができるようになるはずです。