さまざまな広告がありますが、リスティング広告はまだまだ主流なのでしょうか。
他の広告媒体とどう違うのでしょう?
1. リスティング広告は主流?
シンプルにまだまだ主流です。
検索するという行為自体がまだまだ多く、その検索に連動して表示されるリスティング広告はまだまだ主流と言っていいでしょう。検索というニーズに対してとても近く、目に止まりやすい場所に広告が表示されるという広告は、なかなかありません。
2. 他の媒体とはどう違う?
強いていうと、YouTube広告に近いかもしれません。
YouTubeではユーザーが興味のある動画を見ているため、YouTube広告もその興味に沿った形で広告が表示されます。見る確率が高くなり、問い合わせ、申し込みなどのアクションに繋がりやすくなります。ただ、YouTubeの場合は暇つぶしに見るという人も多いく、趣味や娯楽的要素が強い傾向にあります。
その他のSNSの広告は、たとえばタイムラインのようなリアルタイムで投稿している部分に連動しているわけではなく、SNSを通してそのユーザーが感じていたり考えていることに関連した広告が表示されます。広告とたまたまタイムラインを見ているようなユーザーとの関連はあまり高いとは言えません。
3.従来の広告
テレビ、雑誌、ラジオ、看板などの従来の広告は、ユーザーの欲求との関連はあまり高いものではありませんでした。たとえば、「ラーメンを食べたい」と思いながら外を見ると、不動産の「家を建てませんか?」という看板が見えるという状態です。時には、悩んでいるときに法律事務所の看板が見えた、というようにタイミングぴったり合うということはあるでしょう。そこでその法律事務所を訪ねれば、広告の効果があったことになりますね。
あるいは、日常的に通る道の看板をいつも目にしていて、困ったことがあったときに「そういえばあそこにあの看板があったな。」という刷り込みからそこに電話してみる、ということもあるかもしれません。とは言え、なかなかリアルタイムに訴求できるかというと、それは難しいものでした。
4.情報を得る今の仕組みと密接なリスティング広告
忙しく急いでいたり、いまこの情報がほしい、という場合、検索ウインドウから検索して情報を得るということがまだまだ多いでしょう。そういう意味でも、リスティング広告はまだまだ勢いがあります。
仮に状況が変わるとしたら、「別のツールが出てくる」「ブラウザで探すのではなく音声で探す」など、情報を得るための仕組みが根本的に変わったときではないでしょうか。そうなると、広告のあり方も変わってくるでしょう。ただ、現状では無料で使える究極の検索ツールとも言えるGoogleのアルゴリズムに代わるものはないように思えます。ですから、検索連動型の広告はまだまだ有効なのです。