前回に続き、リマーケティングのポイントをご紹介します。
1.さらに細かい条件を作る
Google Analyticsを使っている場合は
データからリマーケティング用のユーザーリストを作ることができます。
リマーケティングリスト用の項目はとても細かく、詳細な条件でリストを作成可能です。
例)
アクセス解析の結果、Internet ExplorerよりもGoogle ChromeやSafariを利用している
ユーザーの利用率が2倍以上だった場合
↓
ブラウザごとに入札額を分けて広告を出す
設定の仕方
Google Analyticsにログイン
> 「アナリティクス設定」
> 「アカウント」と「プロパティ」の欄に設定したいものを選択
> 「リマーケティング」
> 「リスト」クリック
> リストの一覧ページが表示
この状態ではまだリストが作成されていない状態です。
「+リマーケティングリスト」クリック
> 新しいリマーケティングリストの作成」のページ表示
↓
「サービスアカウント」の項目からGoogle Analyticsの
同期するアカウントを設定することで、Google Analytics上で作成したリストがGoogle AdWordsのアカウントでも使えるようになります。
2.リマーケティングを強化
リマーケティング広告で効果が出ているようなら「類似ユーザーリスト」を使ってみましょう。作成したリマーケティングリスト内のユーザーと関心や特徴が共通している見込み客のリストを自動でGoogle AdWordsが作成してくれます。
(ただし、500件以上のCookieが蓄積されているリストに限る)
確認の仕方
Google AdWords「すべてのキャンペーン」を表示
> (画面左下)「共有ライブラリ」選択
> 「ユーザーリスト」の「表示」クリック
条件を満たしていれば、リスト名の頭に「similar to」がついた
全く同じリストが自動で追加されているはずです。
(「タイプ」の項目には「類似ユーザー」と表示)
↓
前回ご紹介したリマーケティングリストの設定の手順で設定します。
その際、キャンペーンは同じでも大丈夫ですが
通常のリマーケティングリストとはグループを分けてください。
リマーケティング自体のターゲット設定がしっかりとしていれば
類似リストでも効果が期待できます。
類似リストからユーザーがアクセス
→ 自動でリマーケティングリストに追加される
→ さらにリマーケティングリストが充実する
→ それを参考に類似リストが充実する
上記のサイクルがうまく回ることで、コンバージョンの増加が期待できます。
3.しつこい広告を避ける
リマーケティング広告というのは
1度サイトを訪問したユーザーを何度も広告で追いかけることになります。
ユーザーに不快感を与えないように期間ごとの広告表示回数を制限する仕組みが
「フリークエンシーキャップ」です。
設定の仕方
「キャンペーン」
> 「設定」タブ
> 「広告配信:広告のローテーション、フリークエンシーキャップ」
↓
回数の項目:数値入力
“/日”表示の項目:プルダウンで選択
単位の項目:プルダウンで選択
ポイント
● 単位は「キャンペーン」か「グループ」で設定する
(広告単位でも設定可能だが、回数を制限したとしても広告の数自体が
多ければ、結果的にはしつこくなってしまう)
● 1日2~4回程度に設定し、様子を見て徐々に増やしてみる
● ユーザーの印象を気にしなければ設定しないという選択も
4.コンバージョンオプティマイザー
以前ご紹介したように
「指定したCPA(1件のコンバージョンを撮るための広告費用)に合わせて
コンバージョン数を最大限増えるように自動で最適化してくれる」
のがコンバージョンオプティマイザーでしたね。
リマーケティング広告には合っているので
月間で15以上のコンバージョンを獲得していれば、切りかえもオススメです。
「カテゴリ」「興味の深さ」など、多くの項目をクロスして設定してしまうと
複雑になってしまいすが、特に訪問期間ごとの入札価格や表示の最適化が
できるため、期間の項目を簡略化できるだけでもやってみる価値はあると言えます。
これまで挙げてきたポイントを上手に取り入れて、リマーケティングにも
挑戦してみてください。