新仕様のGoogle広告見出し表示とは？

リスティング広告の見出しというのは、基本的に２つ表示されています。これが2024年２月のアップデートにより、見出しが１つしか表示されないというケースが出てきています。登録間違いをしたのではないかと心配になった人もいるかもしれませんね。今回はこの「見出し１つだけ広告」について解説します。

１．「見出し１つだけ」広告とは

これが「見出し１つだけ広告」です。
見出しは15個登録できますが、その見出しから１つだけ大きく表示されています。ただ、一見見出しが１つに見えますが、実は隠れて見出しは2個選択されている状態です。

説明文の冒頭部分を見てみると、これが２個目の見出しになっています。

２．PC版は広告面積が拡大

広告量が増えてきたために、Google側で配信面をもう１面増やすために広告の面積を削ったのでは？と思った人もいるかもしれません。PC向けの広告では、実は説明文の面積が増えたことで結果的には広告全体の面積が増えています。

３．スマホ版は見やすくニーズに合わせた訴求に

スマホ版はと言うと、これまでは２つの見出しが、長く続けて書かれている広告でした。これまでにはあまり感じなかったかもしれませんが、１行見出し広告と比べてしまうと、２行の見出しでは少しすっきりしない印象があります。見出しが２つ繋がっていると、しっかりと読まないと頭に入ってこないこともあるでしょう。

仕様が変わり見出しが１つになったことで、意外とシンプルに見やすくなりました。さらに詳しく知りたい人はその下の説明文を読んでもらう、という形態です。より直観的に、そしてニーズに応じて広告を見せる表示になっています。

４．アップデートの背景

Googleによれば、今回のアップデートの背景には「見出し１つのほうが成果に繋がった」というデータが元になっています。データの詳細や信憑性まではわかりませんが、すべてがこのような１つ見出し表示になっているわけではないので、まだテスト段階であると思われます。Googleでは、このようなテストを積極的に行っています。

まとめ

普通に考えれば、見出しが１つしか表示されなくなったとしたら運用面に疑問や不安を感じるでしょう。これには一応データとして裏付けがあります。「スマホの画面に合わせての最適化」「画面を見る一瞬の時間でどこまで読めるのか」「認識されるスピードの高速化が進んでいる」といった最適化や背景を考慮しての新仕様ということのようです。 「広告の文字量が少ないほうが成果が上がった」というデータがあるのであれば、HPのメインビジュアルキャッチコピーの文字数についても、同じことが言えるかもしれません。