リスティング広告

ChatGPT広告とは?仕組みから費用まで徹底解説!

ChatGPTの回答の下に、広告を出せるようになりました。ただし、AIの回答そのものをお金で買えるわけではなく、配信の仕組みも従来の検索広告とは大きく異なります。ChatGPT広告の表示場所と見た目、配信対象となるユーザー、課金方式と費用の目安、店舗集客で重要になるエリア指定、そして現時点でできないことまで解説します。

1.ChatGPT広告とは何か

まずは、広告がどこに、どのような見た目で表示されるのかを整理します。

ChatGPT広告が表示される場所は、ChatGPTが生成した回答の下です。ユーザーが質問を投げ、AIが答えを返し終えたあたりに表示されるため、会話の途中に割り込む形ではありません。

広告に掲載できる要素は次のとおりです。

  • 広告主
  • ロゴ
  • 広告タイトル
  • 説明文
  • リンク先ページ
  • 画像

文字だけのテキスト広告ではなく画像も掲載できるため、見た目の印象はディスプレイ広告に近く、記事の下に表示される広告のようなイメージです。広告には「スポンサー」といったラベルが付き、AIの回答とは視覚的にはっきり区別されます。ユーザーが見て一目で広告と分かる作りです。

ここで最も重要なのが、広告費を払ってもAIの回答そのものは買えないという点です。回答の中身やおすすめの順番を、広告費で変えてもらうことはできません。ChatGPT広告は、AIに自社をひいきさせる仕組みではなく、相談しているユーザーのすぐ横に立つ広告です。この前提を取り違えたまま出稿すると、期待と結果がずれてしまいます。

2.広告が表示されるのは無料版とGoプランのユーザー

広告が表示されるのは、無料版とGoプランを使っているユーザーです。Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduといった上位プランのユーザーには、広告は表示されません。また、18歳未満のユーザーも配信対象外です。

つまり、ChatGPTを毎日使い倒しているような有料のヘビーユーザーには、この広告は届きません。全ChatGPTユーザーにリーチできる媒体ではない、という点は押さえておく必要があります。

一方で、無料で使っているユーザーの母数は非常に大きいのも事実です。この点をどう捉えるかが、出稿判断の分かれ目になります。

3.広告が選ばれる起点はキーワードではなく会話の文脈

何をきっかけに広告が選ばれるのかという仕組みは、ChatGPT広告の最も特徴的な部分にあたります。

Google広告では、検索キーワードが広告配信の起点でした。たとえば「京都 整体」と打った人に広告を表示するという、分かりやすい仕組みです。

これに対してChatGPT広告は、キーワードではなく会話全体の文脈が起点になります。たとえば、ユーザーが「デスクワークで肩がガチガチで、マッサージに行こうか整体に行こうか迷っている」と相談していたとします。こうした言葉は検索窓にはなかなか打ち込みませんが、ChatGPTには悩みの背景も、予算も、条件までも、そのまま相談してしまうものです。まだ言葉になりきっていない相談の段階に広告を置けること。これがこの媒体の一番の価値だといえます。

その文脈を伝えるために使う設定が、「コンテキストヒント」です。自社の商品やサービスが、どんな会話や課題、どんな検討場面に関係するのかを、広告主が自分で書いて入れる項目です。キーワードを100個並べるような作業ではありません。誰がどんなことに困っていて、何を検討しているときに自社が役立つのかを、自然な日本語の文章で書きます。ここが運用の腕の見せどころになります。

4.課金方式と費用の目安

課金方式は、次の3つが用意されています。

  • CPM:表示回数で課金される方式
  • CPC:クリックで課金される方式
  • oCPC:CVに向けて最適化していく方式

予算については、公式に最低いくらからという金額が示されているわけではありません。ただし、1キャンペーンあたりの1日の予算の下限が2,500円に設定されています。これを30日回すと月額でおよそ75,000円となり、これが事実上の最低出稿費用ということになります。ペコリスでも、ChatGPT広告の最低出稿金額は月額75,000円からとしています。

配信データの一例としては、10万円の消化でクリック単価がおよそ435円、CTRが0.8%ほどという数字が出ています。検索広告と比べるとクリック率は低く見えますが、そもそもユーザーと接触する場面がまったく違うため、単純に比較できるものではありません。相場はこれから作られていく段階です。

5.エリア指定は郵便番号の積み上げ

店舗集客に取り組む場合、配信エリアを指定できるかどうかは重要な条件です。ChatGPT広告のエリア指定は、郵便番号単位で設定できるようになっています。

ただし、Google広告に慣れていると発想の切り替えが必要です。Google広告では店舗から半径5kmというように、地図上で円を描く指定ができました。ChatGPT広告に、この円を描く指定はありません。狙いたい商圏に入っている郵便番号を一つずつ足していく、積み上げ方式です。店舗の周囲5kmほどを取りにいきたい場合は、その範囲に含まれる郵便番号をリスト化し、配信エリアとして読み込ませることで実現します。

注意したいのは、郵便番号一つあたりの広さがバラバラだという点です。都市部は細かく刻まれていますが、郊外に行くと一つの郵便番号が広範囲に及びます。10個入れたから半径何km、といったきれいな対応関係にはなりません。細かく区切られている地域では多くの郵便番号を追加する必要があり、ざっくり区切られている地域では少ない数で足りるため、地図を見ながら丁寧に組む必要があります。

6.現時点でできないこと

ここまでは利点を中心に見てきましたが、現在のChatGPT広告にはまだできないこともあります。

  • 年齢・性別・興味関心といった細かいターゲティングは現状ない
  • どんな会話のときに広告が表示されたのかを見るレポートがまだない

エリアは絞れるものの、人の属性では絞れないということです。また、検索広告でいう検索語句レポートに相当するものがないため、なぜこの結果になったのかを深掘りする手段は、今のところ限られています。

つまり、現在のChatGPT広告は完成された媒体ではありません。すでに成熟しているGoogle広告と同じ感覚で、いきなり大きな予算を投下するような場所ではないというのが実情です。

ただし、裏を返せば、出稿している広告主がまだ少ない段階でもあります。この時期に広告を出していけば、先行者利益として目立ちやすくなる可能性は高まります。その視点で見れば、今から取り組んでみる価値のある媒体です。

まとめ

ChatGPT広告の要点を整理します。

  • 表示場所はAIの回答の下。スポンサー表記が付き、広告主・ロゴ・広告タイトル・説明文・画像を掲載できる
  • 回答そのものは買えない。回答の中身やおすすめの順番を広告費で変えることはできない
  • 配信対象は無料版とGoプランのユーザー。有料の上位プランと18歳未満には表示されない
  • 広告が選ばれる起点はキーワードではなく会話の文脈。コンテキストヒントが要になる
  • エリアは郵便番号を積み上げて商圏を作る方式。円を描く指定ではない
  • 費用は1日予算の下限から逆算して、月額75,000円程度が最低ライン

まだ発展途上の媒体ではありますが、Googleで検索する前にChatGPTで質問し、その答えやリンクを直接タップするという流れに変わってきています。店舗集客においても郵便番号で商圏を組める以上、早い段階で触れておく意味のある広告媒体だといえますので、興味のある方はぜひペコリスまでご連絡ください。

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