これまでにも何回もランディングページの重要性はご紹介してきました。
広告と同様に、ランディングページも常に改善が大事です。仮説だけで進めていくのではなく、A/Bテストを繰り返し行ってユーザーに答えを求めることで、ランディングページのCVRを上げていきましょう。
1.A/Bテスト
目的を立てる ⇒ 仮説を立てる ⇒ テストプラン ⇒ 実施 ⇒ 検証
この考え方のフレームに沿って繰り返し改善をしていきます。
これさえやっていれば必ずうまくいく、というものはこの世の中には残念ながらありません。ただ、どういう流れでやっていくものなのかを自分の中に浸透させていってください。
ランディングページをA/Bテストするには、ツールが必要になります。
LPのA/Bテスト無料ツール
◆Google オプティマイズ
https://optimize.google.com/optimize/home/#/accounts
(2019年8月までGoogle Analytics「ウェブテスト」でテストが可能でしたが
現在ではGoogleオプティマイズに移行しています。)
ページを複数パターン作り、そのページに来るユーザーに対して均等にパターンを見せ、成果を測ることができたウェブテストから、さらに進化しています。
LPのA/Bテスト有料ツール
「専門知識がなくても良い」「サーバーにいちいちパターンをアップロードしなくても良い」など、簡単にテストができるツール。(期間や機能限定で無料で使えるものもあり)
◆Visual Website Optimizer(VWO)
https://vwo.com/jp/
◆Kaizen Platform
https://kaizenplatform.com/ja/
◆Optimizely
https://www.optimizely.com/
2.目的を確認し仮説を立てる
どのKPIを改善するためのものかを1つに絞りましょう。
このKPIがないと、その後の仮設立てもあいまいになってしまいます。何を改善するものなのかによって、その後の仮設も変わってきますよ。
・会員登録ページへの遷移率
・CVRを上げる
・シェア数を伸ばす など
KPIが絞れたら、その低い数値に留まっている原因の場所、それをどう改善していくのかを考えます。3つのポイントから現在のLPの良くない部分「伝えたいことがきちんと伝わっていない箇所」を見つけましょう。
1.ファーストビュー: キャッチコピー/ファーストビューの画像
2.レイアウト: コンテンツの順番/コンテンツの強弱
3.アクションボタン: 申し込みボタンの場所/申し込みボタンの文言
一度にガラっと変えるのではなく、仮説を立てた「ダメなポイント」のみを試すようなミニマムテストで行っていきましょう。そのポイントだけを変えるようにして、仮説以外の箇所に数値の変化が影響しないようにするためです。これによって時間の削減にもなり、短時間でCVRを上げることができます。自分の立てた仮説が合っているのかどうかも明確にわかり、ノウハウの蓄積にもなりますね。
3.検証
以前にご紹介したweb上で利用できる「A/Bテスト信頼度判定ツール」(数値を入力するだけでどれぐらいの母数があれば誤差なくテストできるかを測定できるツール)などでテストに必要な母数をあらかじめ把握しておきましょう。
この必要な母数を超えたら、また新しいテストを行っていきます。とにかくできるだけ仮説を試していきましょう。効果が下がることもあると思いますが、テスト全体で取り返していくつもりで行うのが1番です。シンプルなLPから、テストを通して必要な項目やキャッチコピーを探していくほうが、あんがい効率的ですよ。