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「インテントマッチ」とは?

広告を運用したり、マーケティングの勉強をしたりしていると、聞いたことのない言葉に出会うことはよくありますよね。それではみなさんは「インテントマッチ」はご存知でしょうか。実は、Google広告をこれまでに運用していた人なら実は馴染みのあるものです。今回は、インテントマッチについて解説します。

1.インテントマッチ=部分一致

実は、マッチタイプのひとつ「部分一致」が「インテントマッチ」という名称に変わりました。変わったのはごく最近なので、まだ知らなかった人もいるのではないでしょうか。

それではここで、少しおさらいしてみましょう。マッチタイプには「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つのタイプがあります。この中の「部分一致」にあたるのがインテントマッチです。

2.インテントマッチとは

そもそも「インテント」という英語には「意図・目的・意思」といった意味があります。つまり、どんなことを思っているのか?その思っていることにマッチさせるタイプ、という意味で「インテントマッチ」という名称になっています。

3.具体的にはどう機能している?

指定したキーワードに関連する語句で広告表示ができるのがインテントマッチです。「関連する語句」なので、キーワードが検索した語句に直接入っていなくても、関連しているキーワードであるとみなされれば広告が表示されます。そのため、思いもよらないキーワードで広告が表示されることもありますが、逆に自分では思いつかないようなキーワードで表示され、集客に繋がる可能性もあります。

ここで、Google広告ヘルプの内容を見てみましょう。

定義

完全一致やフレーズ一致では、登録キーワードそのものを含んでいる必要があります。キーワードそのものを含んでいなくても良いインテントマッチでは、AIの学習によりそのキーワード周辺の言葉で検索したときにも広告を表示してくれる、ということです。

表示のしかた

たとえば「一人旅 温泉」で検索したときに、どんな語句がどんなマッチタイプで表示されるかの例です。インテントマッチでは「一人で温泉に行こうとしている」という意図が汲み取れるような語句でも広告が表示されます。例に挙がっている語句を見てみると、かなり人間の会話に近い解釈がされています。

4.インテントマッチの特徴

AIが意図を汲み取っている

従来は、周辺の関連する言葉は人が考えて登録したりもしていました。現在ではAIが学習の中で意図を汲み取ってくれているようなので、今後は精度も上がっていくことでしょう。

自動入札との組み合わせをGoogleが推奨

こちらもわかりやすくまとめてみると、インテントマッチでは、「ユーザーの年齢」「ユーザーの地域」以外にも、「使用ブラウザの種類」「使用OS」「使用言語」など、これまで以上に多くの情報を受け取ることが可能になっている、ということのようです。より多くの情報を得られるので、自動入札の学習に役立ちます。そこで「インテントマッチを自動入札を組み合わせることでAIの学習も精度が上がる」ということでGoogleが推奨をしているようです。

とは言え、精度を上げるには不要な語句の学習も大切です。しっかりと検索語句・検索クエリを見て、不要なものは除外ワードの設定をしていきましょう。

まとめ

インテントマッチ、覚えられましたでしょうか?
覚え方としては、インテントの頭の「イ」と最後の「ト」を取って「意図」=意図を汲み取るマッチタイプ、と覚えると覚えやすいですよ(笑)。まさに、AIの学習で精度を上げるというGoogle広告の仕組みの象徴のようなマッチタイプですよね。名前だけでなく、機能的にも現代に沿った、クオリティの高いものになってきています。

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