Google広告を1から始めようとすると、手順が複雑で迷いやすいです。画面の案内通りに進めたつもりでも、気づいたらP-MAX(自動化寄りのキャンペーン)を作る流れに入ってしまい、「検索型広告をどうやって1から立ち上げるかがわからない…」となりがちです。
この記事では、その迷いやすい流れを回避しつつ、検索型広告(リスティング)の基本構成である「キャンペーン → 広告グループ → キーワード/広告文」を作って、配信開始まで進める手順を、2026年最新版として解説します。
※詳細のやり方については、下記YouTube動画を参考にしてください。
1.全体像(検索広告の構造)
検索型広告は、次の3階層で作ります。
- キャンペーン:配信エリア、予算、入札など「全体」の設定
- 広告グループ:キャンペーン内のまとまり(基本はLPごと)
- キーワード/広告文:広告グループの中身
最低限、キャンペーン → 広告グループ → キーワード/広告文まで作れば配信は開始できます。
2.広告アカウント作成
2-1. ログイン → 新規アカウント作成
- Google広告のログイン画面で「ログイン」
- 「新しいGoogle広告アカウント」を選択して新規作成
- 「ass.google.comが次の許可を求めています」は「許可する」
- 「最初のキャンペーンを作成」を選択
- 「ビジネス名」と「WebサイトURL」を入力 →「次へ」
- 電話番号/YouTube等の追加は、最初は複雑になるのでスキップでOK
2-2. 重要:P-MAXの流れに入る前にスキップ
「キャンペーン目標の選択」画面以降は、流れで進むとP-MAXに誘導されやすいです。検索広告を作りたい場合はスキップします。
- 目標選択:「スキップ」
- 「P-MAXではコンバージョンが必要」:「キャンセル」
- 「キャンペーンタイプを選択」:「スキップ」
- 「キャンペーン作成を中止しますか?」:「キャンペーン作成を中止」
※まずはアカウント(入れ物)だけ作るのが目的です。
2-3. アカウント設定(国/タイムゾーン/通貨)
- 国:日本
- タイムゾーン:(GMT+9:00)日本時間
- 通貨:日本円(JPY ¥)
2-4. 支払いプロファイル作成(スキップ不可)
【注意】:プロファイル種類(組織/個人)は後から変えにくい
- 法人(株式会社・合同会社など) → 「組織」
- 個人事業主で開業届を出している → 「組織」推奨
- 開業届を出していない → 「個人」推奨
理由:あとで本人確認/広告主の適格性確認で書類提出が必要になり、「組織」を選んだのに開業届等がなくて詰まるケースがあるため。
入力項目
- 住所
- 組織名、正式名:会社名 or屋号
- 正式名:会社名(個人事業主の方は氏名)
2-5. 支払い方法(カード登録)
- クレジットカード登録が推奨
- 登録時に「一時的に¥2,000の課金」が入る場合あり(通常は取り消される)
2-6. 管理画面に入れたらアカウント作成は完了
「適格性確認が必要」などの表示が出ても、あとで対応できるので一旦は進んでOK。
3.キャンペーン作成
ここからが「広告作成」パートです。Google広告は大きく ①キャンペーン → ②広告グループ の順に作ります。
キャンペーンでは 配信エリア・予算・入札 など全体を管理し、広告グループでは基本的に LPごと に分けて、キーワードと広告文を登録します。ここまで作れば配信開始まで進められます。
3-1. 新しいキャンペーンを作成
- 「新しいキャンペーン」
- ビジネス名/WebサイトURL →「次へ」
3-2. 目標選択
- 「見込み顧客の獲得」:問い合わせ/予約/資料請求など
- 「販売促進」:ECなど
- 「ウェブサイトのトラフィック」:アクセス重視
※CVを重視するのは「見込み顧客の獲得」のため、選ぶことが多い。
【注意】「コンバージョン目標を少なくとも1つ選択」と出て進めない場合
- 「目標を追加」→「リードフォームの送信」を選択
- 「︙」を選択→『「リードフォームの送信」目標を編集』を選択
- 「Googleホスティング」を外し、「ウェブサイト」を選択 → 保存
※画面名称は変わる可能性があるので、動画で確認してください。
3-3. キャンペーンタイプ設定
- キャンペーンタイプ:検索
- 「目標をどのように選択するか」:今回は「電話件数」(電話予約)
- キャンペーン名:例「a.指名」
3-4. 単価(入札)設定
- 「クリック数」スタートが無難。
- 最初から「コンバージョン」重視は、データが少ないと不安定になりやすい
- まずは「クリック数」→状況を見て切り替える
- 上限クリック単価:最初は未設定でもOK(運用しながら)
- 「新規顧客に対してのみ入札価格を設定」:最初はOFFでOK
※リピートユーザーには広告を表示しないという機能
3-5. キャンペーン設定(設定注意)
- 「Google検索パートナーネットワーク(推奨)」 :最初はOFF推奨
※パートナー側に偏って「Google検索にあまり出ない」ケースあり - 「地域」:デフォルトの「すべての国と地域」のままは危険 → 必ず配信エリアを絞る
・市区町村指定
・住所+半径(例:5km)
・ピンモード(円を増やしすぎない=シンプル推奨) - EU政治広告:通常は「いいえ」
- その他(オーディエンスセグメント等):最初は後回しでもOK
4.AI最大化設定
「検索キャンペーン向けのAI最大化設定」(AI Max)が出てきますが、『最初はスキップして、基礎的な構造で作る』方針で進めます。成果が出てきたら導入を検討しましょう。
※AI MAX:見出し・LPなど自動的に最適化してくれる仕組み
5.キーワード設定
ここからは広告グループの中身の設定です。まずはランディングページを設定し、広告グループ内でキーワードと広告文を登録します。
Googleが候補キーワードを提案する場合がありますが最初はシンプルに絞ってOKです。
マッチタイプ
- インテントマッチ(囲みなし):部分一致(広がりやすい)
- フレーズ一致(” “):その語句を含む検索(コントロールしやすい)
- 完全一致([ ]):厳密に一致した検索だけ(無駄クリックが減るが配信量は落ちる)
最初のおすすめは「フレーズ一致」。
※意図しない検索語句で広告費が無駄になりやすいため
6.広告文設定
6-1. 最終ページURL(LP)
「最終ページURL」にLPを入力。ここを間違えると全部ズレます。表示URLのパスは未入力でもOK。
6-2. 見出し・説明文
- 見出し:最低3本以上
- 説明文:最低2本以上
※記号で使えないものがあるので注意
※ChatGPTで見出し案を複数出して選ぶのは有効
6-3. ビジネス名・ロゴ
適格性確認が未完了だと登録できない場合あり → 後で追加でOK。
6-4. サイトリンク
広告の中に表示される直接ページに遷移できるリンク。入れることで広告の表示面積が増えるメリットがあるので、必ず入れる(最低4つ推奨)
6-5. その他のアセットタイプ
追加したいアセット2つ
- 電話:広告から直接電話できる
- 構造化スニペット:サービス内容の箇条書き(例:キーワード設計/広告文作成 など)
7. 公開前チェック
「キャンペーンを公開する準備が整いました」が出たら、特に以下2点を確認します。
- 地域(配信エリア):世界配信になっていないか
- 1日あたりの予算:金額が想定通りか(例:1000円)
問題なければ「キャンペーンを公開」。
8. 公開後
広告設定されているか「広告」画面で確認
- 広告は審査後に配信開始
- 練習なら一時停止。配信して良ければ有効のままでOK
9. まとめ
本記事では、検索型広告を「配信開始」まで進める手順を解説しました。
- アカウント作成
- キャンペーン作成(地域・予算・入札の基本設定)
- 広告グループの設定(キーワード・広告文)
- 公開
実運用では、コンバージョン設定も必ず行い、配信後のデータを見ながら改善していきましょう。


2026.03.26

